Road trip in U.S. 若かりし頃のバイク旅

28歳で渡米した私は、学校の休みを使ってはロードトリップに出かけてました。最初は多少の貯金もあった為、レンタカー(プリウス)をしてアリゾナ、ユタ辺りを中心に頻繁に出かけてました。そのうち賢くなってくると留学生を数人募って、レンタカー代やガソリン代を割り勘にして、安く1週間から2週間の旅に出かける様になりました。プリウスには大人4人が快適に乗れますので旅にピッタリでした。

ヨセミテ国立公園くらいですとサンフランシスコからでもすぐに行けるのですが、グランドキャニオンやモニュメントバレーなどになってくると数日ドライブしないとたどり着けません。しかし、何回も繰り返して訪れると流石に道を覚ええて飽き始めてきます。そして、後々私の人生のパートナーとなる女性と出会った頃から一緒にバイクで旅に出かける様になりました。

バイクの旅は車と違って、運転中に会話もできず、お菓子も食べれませんので1時間に一回くらいのペースで休憩をとります。

Gas stationにて

夏のアメリカは日差しも凄くて、一日運転して日に焼けるとグッタリと疲れます。それでも若かった私はひたすら遠くを目指して走り続けていました。そんな旅の記録写真が出てきましたので今回掲載してみます。

アリゾナのI-40の途中でガス欠になってハイウェイの脇で補給中。

当時の私は、KTMのLC4というバイクに乗っており、このバイクで駆け回ってました。今思うとガソリンタンクが小さくて荷物も積めずあまり旅向きではなかったのですが、値段が安かったのとキャブレターをFCRに変えており、アクセルがご機嫌だったので大好きでした。荷物はパニアーケースを買うお金もなかったのでペリカンケースを自作したキャリアーベースの上にボルトオンして、後部座席の背もたれになる様に使ってました。バイクの写真で後部座席の背中の辺りに赤い座布団が確認できると思います。この箱にコンロ、テント、調理器具等を詰め込んで彼女と二人でひたすら走りました。

とにかく暑いが日焼けも怖い

ユタとアリゾナの州境にはナショナルパークなどの見所が多数集まってまして、当時はパワースポットなる言葉も流通してませんでしたので、どこも比較的空いてました。

ちょうどユタとアリゾナのボーダー付近にあるザイオン国立公園でちょっと涼んでいるところです。

ザイオンナショナルパークにて

時期が合えばここは色々なトレイルがあって世界中から人がやってきます。

ザイオンで川遊び
油断するとこの日焼け

今では、アンテロープキャニオンもツアーでしか参加できないとの事ですが、前は入り口近くに掘っ建て小屋があり、そこにいるナバホ族の兄ちゃんにお金を渡して入るだけでした。あとはご自由にって事で。

アンテロープキャニオンにて

アンテロープキャニオンの景色はやはり絶景でして、初めて行った時に凄く感動したのを覚えています。時間帯によって差し込んでくる日光の角度が変わりますので、壁の色彩が変化し不思議な感覚になります。

アンテロープで追っかけっこ
記念撮影
モニュメントバレーにて

モニュメントバレーのビジターセンターも建て替わって綺麗になりましたね。写真は前の建物です。観光客も多くなく、落ちついてました。

モニュメントバレービジターセンター

たまたま近くの広場でナバホの日曜市があったのでランチをいただきました。塩気が薄くすごいナチュラルなフレーバーでした。

ナバホのフリマ

そしてお決まりのグランドキャニオン。ここは何度訪れたか分かりませんがいつ行っても同じ感想です。『スケールがデカすぎてよく分からん』

グランドキャニオン

帰りにはLAに寄って友達の家にお世話になりました。滞在中に連れて行ってもらったフリーマーケットで鹿の剥製を購入。というのも私の友達が私がサンフランシスコに帰り着く日にブティックをオープンさせるという事だったのでお祝いとして持って行きました。

LA のフリマにて

私と彼女と鹿を乗せて走ります。

積載中

お世話になったY君と記念に!

Y氏と

と、あまり写真も残っておらずこの程度でしたが旅の思い出としてアップさせていただきます。

North west lands end of 48 states アメリカの北西の果て

ワシントン州のオリンピックナショナルパークを満喫した我々はその後しばしアメリカの地図を見て「アメリカの48州の一番角っこに行ってみたくない?」と思い、そのまま車を走らせて一番角を目指すことにしました。

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もちろん何があるのか知りませんが道はどうやら続いているようです。

 

 

そのままズンズン進み続けて、

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恐らくここが角の様です。

そこにはちゃんと駐車場があり、トレッキング用の道もあります。

海に近づくにつれ辺りは湿っぽくなって、いつの間にか雨がふっていました。

ここはまぎれも無くレインフォレストです。

「車を止めて、歩いて行けるとこまで行ってみよう!」と嫁が言ったと思ったらトレッキングコースを走り始めました。

 

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時間にして20分くらいあるいたでしょうか、そこには断崖絶壁の景色が現れました。

恐らく年中雨が降っているのか緑がうっそうと生い茂り、まるで熱帯のアジアの国のどこかにいるような感覚になりました。

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断崖絶壁の端っこに海を見張らせるデッキがあるのでそこまで行って海をみてると向かいに小さな島が有るのが分かります。

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すると、いつから居たのか隣に立っていた犬を連れたおじさんが

「昔、あの島には一家族だけ住んでいたんだよ。」

僕「へえーいつぐらいまで住んでたの?」

おじさん「ほんの数十年前まで居たんだよ、お父さん、お母さんとその子供達がね。」

僕「どうやって生活してたの?」

おじさん「家畜を飼って生活してたのさ。緑は沢山あるからね。」

僕「なるほど。でもどうして住むのを止めたんだろう?」

おじさん「子供達が島を出て行って、最後はお父さんもお母さんも出て行って誰も残らなかったのさ。」

僕「そうか。でもあの島での生活は退屈だろうな〜。」

おじさん「そうだな〜。」

僕「。。。。」

おじさん「。。。。。」

 

おじさん「子供達の一人がわしだよ。」

僕「えっ!?」

おじさん「たまにこうやって故郷を見にくるのさ。」

と、突然ビックリするようなお話をしてくれました。そのおじさんは暫くするとニコッとして去って行きました。

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ロードトリップの途中であったちょっと変わったお話しでした。

なぜか嫁は終始ハイテンションでした。

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下の写真は近くにあった地元のインデアンの博物館の入り口のサインです。

トーテムガールとトーテムボーイ?

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